和装FAQ

よくあるご質問

もめんの帯は正絹のきものにも使えますか?

 はい、お使いいただけます。

もめんだから絹だからというよりもきものの雰囲気に合わせていただくのがよいかと思います。

ひとくちに綿と言ってもまるで絹のような高級綿からカジュアルなものまで素材も色柄も様々です。

ひさかたろまんのもめんの帯はカジュアル向けを想定していますので、もちろん正装用には適しません。

しかし、紬や無地感の小紋などの正絹きものにも意外と合いますので、ぜひお試しください。それでも問題ありません。

もめんの帯、使える季節はいつですか?

 はい、1年中お使いいただけます。

特に半幅帯は、夏以外の3シーズンはもちろん、夏のゆかたにも合わせていただけますので、使えない時期がないぐらいです。

京袋帯も酷暑の時期を除けば夏きものにもお使いいただくことができます。

もめんのきものや帯、洗濯はできますか?

 もめんのきものは単が一般的ですので、単は軽くたたんでネットに入れて洗濯機の手洗いモードで洗濯できます。

軽めの脱水をして干していただいた後、半乾きぐらいの状態でアイロンをかけてください。完全に乾いてしまってからはスチームアイロンでプレスできます。

袷の場合、表裏の縮み方の違いでシワになることがありますのでドライクリーニングのほうが安全です。

 帯も表地と裏地で縮み方が変わる場合があります。

また、帯芯を使用している場合がありますので、無条件で水洗い可とは言えません。ただし当社のもめんの帯は綿芯を使用し、またそれを丁寧に縫いつけておりますので、押し洗いをしていただくことは可能です。

水またはぬるま湯を張った水槽に帯をたたんで浸し、上から何回か軽く押し洗いをしてください。洗剤をご使用になる場合はその後何度か同じ方法ですすぎをしてください。その後水槽から取り出し、たたんだまま水分を押し出して、物干し竿に掛けて乾燥します。

 ただし、作業には個人差が予想されますのであくまでも自己責任でお願いします。

不安がおありの際は、専門業者にご依頼ください。

もめんのきものはいつ着られますか?

 もめんのきものは単仕立てにされることが多く、当社でも単でご用意しています。

でも、それで一般的な単の時期にしか着られないかというとそうでもなく、実際には年中通してお使いいただくことが多いようです。もちろん盛夏は暑いかもしれませんが、綿素材ということで夏にお召しになっても問題ありません。

また、単ではありますが綿は多少の厚みがありますので冬でもお使いいただいています。

ただ、保温性では絹に劣りますので、それでも寒い場合は下にたくさん着込んだり工夫をされているようです。

 もともと綿や麻、特に麻の着物は日本で古くから親しまれてきた庶民の着物でした。その生活の中で、ご紹介したような着方の工夫もされてきたのだと思います。

ですから綿や麻の着物で一年中過ごすというのは、実は古くからの習慣でもあり、むしろ伝統的な着方なのかも知れません。

もめんのきものは洗濯で縮みますか?

 どうしても多少の縮みは避けられないと考えてください。中には、お仕立の前に湯通しや洗いをかけているものもあります。

そうすることで大幅な縮みは避けることができますが、それでも何度も洗濯を繰り返すとどうしても多少は縮むようです。

特に当社のデニムきものはリジッドデニム(洗っていない生のデニム)を使用していますので、生地メーカーのデータによると1~3%(68cmの裄が最大2cmほど)縮むとのことです。したがって1サイズ上をお勧めしています。

もめんのきものは裾捌きが悪くないですか?

 特にいいわけではありませんが、見た目ほど、思ったよりは悪くないと思います。さらに、洗い込むと腰が抜けて柔らかくなり、若干細かく毛羽立つようにも見える場合がありますが、生地同士がくっついてしまうほどではありません。

 もちろん、正絹やポリエステルの着物、特に胴裏が絹やポリエステル羽二重の袷に比べると良くはありません。

というように、これ、実は着物そのものよりも下着類の影響が大きいと思います。ですから正絹長襦袢はもちろんのこと、ポリエステルの裾除け、あるいはステテコなど、中に滑りのいいものを付けていただければあまり問題はありません。

逆に例えば厚手のタイツなど、さらに滑りの悪いものとの組み合わせでは確かに裾捌きが悪くなることは避けられません。

単のきものは6月と9月しか着られませんか?

 本などでは夏物が7、8月でその前後ひと月ずつ、つまり6月と9月が単の季節と説明されているものが多いようです。

もちろんその通りでもいいのでしょうが、あくまでもそれは目安で、1日のズレもなくそうされていらっしゃる方はまずおいでになりません。

それから暑いのが嫌いとか、いつも動き回ることがお嫌いな方など、季節を問わず単をお召しになるお客様もおいでです。

特に最近は温暖化の影響か、暖かい日が多くなっているようで、5月になったらもう単衣をお召しになる方もいらっしゃいます。

 きものに限らず、ファッションは先取りということを考えると、春、暖かくなったら早めに単に変えて、秋、少し涼しいなと思ったところで早めに袷というのもいいのではないでしょうか。

ただ、最近の9月はまだまだ暑い日が多く、特に9月の前半までは夏物でも全くおかしくない日が多くなったような気がします。

京袋帯ってどういう帯なのですか?

 京袋帯とは、形は袋帯と同じく表地と裏地が耳の部分で縫い合わされているもの帯です。

袋帯との違いは長さだけで、約1尺5寸前後(57cm程度)短くなっています。従って2重太鼓に締めることはできませんのでなごや帯と同じ後ろ姿になります。

お太鼓はなごや帯と同じですが、胴の形状は袋帯と同じですので、袋帯のように前幅の調節ができます。

 前幅を調節できる袋帯の便利さと、一重太鼓の軽快さを併せ持つことになります。いわゆる格も同様で、大体なごや帯と同じくらいと考えられていますので、訪問着、付下げ、色無地、小紋、紬などに広く合わせていただけます。柄行もそれなりで、あまり堅い柄よりも八寸のようなしゃれものが多いようです。

細帯、半幅帯とはどういう帯でいつ使ったらいいですか?

 主に幅が4寸(約15cm)から4寸5分(約17cm)の帯で、長さは3m60cmから4m以上のものまであります。

カジュアル着物用のとして使われることが多く、ゆかた帯も半幅帯になります。前姿は袋帯と一緒ですから違いはわかりませんが、後ろ姿ではお太鼓結びができません。

その代わり今では色々な半幅帯の結び方が紹介されていますので、それぞれチャレンジされるのもおもしろいかと思います。

 カジュアル用ということは、○○式という名前に式が付くような儀式には適さないということで、それ以外でしたら小紋や紬など似合わせていただけます。

訪問着や付下げなどにはどうかとも思いますが、振袖を儀式用でなくパーティー用としてお使いになって、その振袖に半幅帯を合わせるというお客様もかつていらっしゃいました。

人に不快感を抱かれることなく、ご自分が気に入った着方をされるのがよろしいかと思います。

柄は季節に合っていないといけませんか?

 その季節に咲く花柄のきものや帯は大変おしゃれだと思います。

でもとても贅沢ですし、そればかり気にしていると着物が難しくなって、その結果着なくなってします。それはとても残念だと思います。

 洋服に置き換えたらどうでしょう。例えば花柄の洋服もお持ちだと思いますが、中にはその季節だけしかお使いにならないものもあるでしょう。

でもそうでなく、なんとなく年中お召しになるものや季節に合わせているものと色々だと思います。

さすがに真冬にスイカの柄とか真夏に雪だるまの柄はちょっと敬遠される方が多いかと思いますが、それが目的あってのことならば否定ばかりはできません。

 実は作り手側もその辺を考慮して、最近では例えば花柄では春の花と秋の花を両方入れて、あえて季節感を消す工夫などをしているものもあります。

それはある意味では季節感の混同ということにはなりますが、単にデザインと捉えてそんな柄を選んでいただくのもお勧めします。

きものは季節を先取りしないといけないのですか?

 着物は季節を先取りすべしのように書かれたものもありますが、それは着物に限ったことではなく洋服でも同様で、しかも必ずしも守らなければいけないルールではないと思うのです。

夏が終わった気配なのにいつまでも夏物をお召しになるよりも、早めに秋物に切り替える。おそらく着物も洋服も、どちらかいえばそのほうがおしゃれと感じられることが多いことなのだと思います。

 ただし、お茶の着物だけはこれに当てはまらないことがありますので、ほかのところでも申し上げている通り、先生に確認されるのがよろしいかと思います。

きものと帯の合わせ方のルールを教えてください。

 結論から申し上げると本来ルールはないのかと思います。合わせてみて、ご自分が「よしっ」と感じられればそれが正解でよろしいかと思います。

 着物関連の情報にはいろいろあります。同系色の濃淡やその逆の補色(反対色)、濃い着物には淡い色の帯あるいは織りの着物には染めの帯やまたそれぞれの逆、さらに、着物に使われている色の1色を帯に取り入れるなどをよく耳にします。

でもそれは守らなければならないルールではなく、組み合わせを簡単に決められるひとつのヒントと考えるのがよろしいかと思います。

 例えばそれらを参考に実際に着物の上に帯を置いてみることをお勧めします。

同じように見える色のものでもちょっとした色の違いで、合ったり合わなかったり。また、人間の色の記憶というのはかなりいい加減なものだということは自分でよくわかっています。

ですからあるきものに合わせる帯をお求めの場合は、できるだけ着物をご持参されるといいでしょう。

こと当社オンラインショッピングのコーナーでは、PDFファイルをご用意しましたので、A4の用紙にほぼ実寸でプリントアウトできるようにしました。

プリントアウトしたものをお持ちのきものに合わせていただければご参考になると思います。

子供の入学式に小紋ではおかしいですか?

 本には訪問着が正解と書かれたものが多いように感じます。ただ着物で出席しようと考えるだけでも我々は応援したいと思っています。わかりやすいのは洋服との比較ではないでしょうか。

 訪問着が高級ワンピース、小紋はジーンズほどの“各”とよく言われます。そこで必ずワンピースが必要かというとそうでもありません。

また、ジーンズといってもさすがにダメージジーンズにTシャツではマズイかも知れませんが、高級ジーンズにおしゃれなジャケットなど、常識的なTPOには当てはまらないながらも必ずいけないとは言えない気がします。

 本来儀式での服装の選択は相手に対して礼を尽くすことが重要なわけですから、その点、非日常着である着物を選ぶことだけでもっと評価されてもいいと思います。

単に小紋はジーンズだからダメということではなく、その前に着物であるということで堂々とお召しいただければいいと思います。これはあくまで個人的な考え方ですが。

半衿はどうやって合わせればいいですか?

 特に儀式用のフォーマルを始め間違いないのは白だと思います。ただ、白の半衿は男性のワイシャツのようなものですから、おしゃれには見えない場合もあります。

これもきものと帯の組み合わせ同様、実際に並べてみるのがお勧めです。

黒を始め濃色の半衿もありますが、一般的には淡い色のほうが合わせ易いような気がします。

草履や小物の合わせ方がわかりません。

 きものと帯の合わせ方でも書きましたが、とにかく並べて、合わせてみるのがいいと思います。

実は洋服のコーディネートとあまり変わりませんが、日常的でないため不慣れというだけです。洋服でも実際に服と靴とバッグとアクセサリーと、実際に組み合わせてみたらちょっと妙に感じて後で変えたなんて経験はおありかと思いますが、それと同じです。

 私たちもアドバイスさせていただくときに“さすがに上手ね”といわれることが少なくありませんが、不慣れなお客様よりも回数を重ねているだけです。

それも本当にうまいかというとそうでもなく、いろいろと試してみて自分なりに納得したものを2、3種類お見せして、その中からお客様のお気に入りを見つけていただくお手伝いをしているに過ぎません。

 ただし、草履は見かけだけでなく機能性も大切になりますから、デザインはもちろんのこと、履き心地は重要です。また、材質などによっても履き心地や特に耐久性が大きく変わります。いい草履との出会いは一生ものとも言われますので、必ずじっくりと実際に履いて、慎重に試されることをお勧めします。